カカオエット・パリ (Cacahouete Paris) | SweetHoneyBee

cacahouete03a.jpg

ヴェリンヌ ショートケーキ

cacahoueteparis.png

ヴェリンヌ ショートケーキ

cacahouete02a.jpg
cacahouete03a.jpgこちらのスペシャリテであるグラスデザートシリーズ。ビジュアルにこだわりを持つこちらのお店らしくショーケースには独創的なスタイルの作品がずらり。シェフはフランス人であることに誇りを持っているのでロールケーキやショートケーキといった日本独自のアイテムはあまり作りたくなかったそうだけど、店を訪れてくれるお客さんの声に応える形でショートケーキも「飲むショートケーキ」とも言うべきいままで見たことがないようなスタイリッシュな形となって登場。
フランス人が作るショートケーキとはいかなるモノか。目を惹く赤いストローを吸ってみるとイチゴピューレが一気に口の中へ。イチゴそのものというべき甘酸っぱくフレッシュな風味が充満してきてもうこれだけでおいしい。黒い方はクリームの部分に刺さっていて二つ重ねて飲めばまさに「飲むショートケーキ」。こちらのショートケーキには食べ方があって、イチゴピューレをほどよく残しておき、あとは全体を混ぜ混ぜして食べるのが流儀。スポンジも口溶けよく、グラスデザートにしてあることでシャンティも飲めるほどとろっとした柔らかく軽やかなタイプに。クリームとは逆にイチゴの存在感が強く、酸味が強いイチゴがかなりたっぷり入っているので甘酸っぱさを存分に味わうことができ、全体としてとてもバランスよく感じる。デザイン良し、味良しと驚きと感動を持ってプレゼント用途には最適かも。

ホワイトラブ

cacahouete15a.jpg
cacahouete14a.jpg
cacahouete16a.jpgこちらのお店はかわいいというよりキュートと言った表現がぴったりだけど、ホワイトデー限定でキュートなビジュアルのプチガトーが登場。
食感の良いマカロン生地でフランボワーズとイチゴとライムのクリームをサンド。
こちらのお店はイチゴのテイスト使いが上手い印象だけど、クリームチーズでは無くライムも用いているのでベリー系とライムの異なる酸味が重なり合う爽やかなトーンでまとめられた一品。

シューキューブ

cacahouete05a.jpg
cacahouete04a.jpg
cacahouete06a.jpgこちらのお店のシンボルでもあるかわいいリスがワンポイントになっているキューブ型が珍しいシュークリーム。シェフが四角いスイカを見て思いついたらしいけど、斬新なスタイルのビジュアルがメディアでも注目され、一躍こちらのお店を有名に。ショコラも効いてて、思ったよりは薄めなパイ生地も風味がいいんだけど、個人的にはもっと香ばしく焼き込んである方が好きかな。中はシャンティとカスタードの2層になっててみっちりつまってて嬉しいんだけど、クリームがあっさりしすぎて引きがない。生地にも力強さがないからビジュアルに反して味の方がいまいち印象に残らないかも。シューキューブも何種類かあって素材で印象も変わってくると思うからまた他のも食べてみよう。

シューキューブ フレーズ

cacahouete09a.jpg
cacahouete08a.jpg
cacahouete13a.jpg四角いシュークリームもいまではマネするところが出てきたけど、チョコの華やかなプリントがこちらのお店らしくキュート。
カスタードと生クリームのWクリームだけどカスタードも生クリームを混ぜ込んである感じかな。こちらのシューキューブはちょっとクリームがあっさりしすぎなので見た目ほど味にインパクトはないんだけど、このフレーズはイチゴが丸ごと入っているので甘酸っぱさがいいアクセントになる。

アイスクリーム(ソフトクリーム) イチゴミックス

cacahouete07a.jpg目黒川のお花見散歩のお供におすすめ。花見の時期は特に行列ができるこちらのお店でみんな食べてるから気になってたソフトクリーム。
自家製なのかな。ミルク感はあまりないけどコクがありイチゴがきちんと甘酸っぱく美味しい。コーンもザクザクでさすがパティスリーのソフトクリーム。今はわからないけど、たしかフランスからイチゴを取り寄せてたななんて話も聞いたことあるけど、こちらはイチゴを用いたスイーツが特に好印象。

クイニーアマン

cacahouete12a.jpg
cacahouete11a.jpg
cacahouete10a.jpgフランス人パティシエが創るヴィエノワズリーってどんなのか興味あったけど、こちらのクイニーアマンは焼きが少し浅めかな。
キャラメリゼも含めて軽やかな印象もあるけど、粉の味も出てて噛みしめてみるとバターがじゅわっと蜜もきちんと入っててクイニーアマンらしい豊かなテイスト。

クロワッサンオウアマンド

cacahouete17a.jpg
cacahouete18a.jpgアーモンドたっぷり、こっちはしっかり焼き込みしてあって香ばしくザックザクの生地。ラムはほんのりと、クレームダマンドはそれほど主張しない感じで生地の方がインパクトあるかな。食感もいいけど生地が美味しい。


cacahoueteparis.png

パティスリー カカオエット・パリ

cacahouete01a.jpg東京都目黒区東山1-9-6

フランス人パティシエであるジェローム・ケネル氏とパティシエールである椛沢貴子さんご夫妻が営むお店。目黒川にほど近いこともあって、さすがに花見の時期ともなると店外まで行列。暖かかったのでみんなジェラート頼んでたけど、こちらも魅力的なアイテムが多く通いたいお店。
前から興味はあったもののフランス人パティシエのお店と言うことで若干敷居の高さも感じてようやくの訪問となったけど、行ってみると中目黒らしいこじんまりとした雑貨店のような雰囲気でとても入りやすかった。
「カカオエット」って馴染みのない言葉だけど、奥さんの出身地である千葉の名産の落花生(Cacahouete)にちなんであるのと、ひとつの殻の中に2つの粒が並ぶようにいつまでも仲良く時を過ごしていきたいという思いが込められているとか。慣れない単語でも所以を知るとなんとなく覚えやすく感じてくる。
お二人とも経歴が凄く、店主は「トゥール・ダルジャン」を皮切りに「ラデュレ」や「ピエール・エルメ」、「ルカ・カルトン」、パリの5つ星ホテル「プラザ・アテネ」ではスーシェフと華麗なる経歴。奥さんの方も「ラデュレ」「ピエール・エルメ」「メゾンカイザー」と渡り歩き、技術力の高さが経歴だけを見ても存分に伝わってくる。
奥さんの意向かと思いきや、シェフはもともと日本に興味があって勝手がわからないながらも日本で骨を埋める覚悟での来日ということでスイーツ好きからしたらこれだけの経歴のシェフの作品が食べられることに感謝しきりだけど、パリ時代にはパリセの金子シェフとの面識もあっていまでも交流を深めている。
こちらのお店の注意点として、夏場は研鑽も兼ねてシェフがフランスへ里帰りするため長期休業してしまうこと。休暇明けには新作をどっさり用意してくれるのでファンには嬉しいやら悲しいやら!?

公式サイトLinkIcon