ノリエット(Noliette)

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ノリエット

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スペキュロ・シュブースト

ショーケース2014/03

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ノリエット

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noliette14a.jpgカカオにこだわったこちらのお店のスペシャリテ。前は陶器に入ってたんだけど素材などはそのままにビジュアルを変更。ヴァローナ社のショコラを使用し、酸味、苦みなどカカオの持つ魅力を凝縮したかのようながっつり濃厚なプチガトー。シャンティは無糖なのでテイストと言うよりは口溶けのよさに役割が。自分にはヘビーすぎたけど、逃げ道のないくらいカカオがたたみ掛けてくるので「濃厚なチョコのケーキを食べたい!」って気分の時には最高の一品だと思う。

シシリア

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noliette04a.jpgこういうマカロンがちょこんと載ったスタイルのガトーは好き。写真見てて一目惚れしたルックスだけど、自分好みな人目を惹くヴィヴィッドなデザイン。ナパージュがキラキラと輝いて綺麗。シシリー産のピスタチオとのことだけど、マカロンもピスタチオとピスタチオ尽くし。ただ、弱いというかピスタチオムースの風味はあまり感じないけど、キルシュがかなり薫り高くて好印象。
ピスタチオムースの中にはビターチョコレートのムースが入ってて見た目の印象とは違い軽やかでとろけるような食感が支配。ちょっとビターすぎるのがバランスとして気にはなったけど、底のフィヤンティーヌもいいアクセントになっててさすがにこちらのお店を代表する作品。とろけるような食感もいいけど香りを楽しむケーキかも。

デリス

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noliette08a.jpgキュートなルックスでこちらもメディアなどでよく取り上げられることの多いお店を代表する作品。オーボンにも同名の商品があるけど、オーボンと同じく力強さも有り風味も素晴らしいアーモンド生地。カシスのバタークリームもバタークリームらしい余韻を持たせつつも口溶けがよくはっきりとしたカシスの甘酸っぱさが最高。腕のあるところのバタークリームってちゃんと存在意義が明確でほんとうにおいしい。構成自体がシンプルなだけに素材の良さ、バランスの良さがストレートに伝わってくる。

スペキュロ・シュブースト

noliette17a.jpg名前からしてただのシュークリームじゃないオーラだけど、ひさびさに心からおいしいと思えるシュークリームを味わえた。こうした見た目のシュークリームが好みなんだけど、かなりの数食べてきてこうしたぽてっとしたクリームが入ったタイプが好みだとわかってきたかも。ナッツが香ばしく皮はザックリ、だけどあくまでクリームが主役。バニラの風味が濃厚なもったりしたクリームの中にはよくあるカスタードではなくキャラメルクリームが入ってたまらないハーモニー。これは極上。

クロワッサン オ ザマンド

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noliette10.JPG甘い物好きで食べたことない人は人生で大分損をしていると思わせてくれる食べ物が「クロワッサン オ ザマンド」。朝一で伺ったところお店に並んでもいなかった最高の状態でできたてを食べられることに。
アーモンドも香ばしく、クロワッサンも絶対おいしいはずと思わせてくれるバターリッチなテイスト。できたてなので上部のクレームダマンドもじゅわじゅわっとものすごく風味豊か。
中も普通は黄色いクレームダマンドが入っているもんだけど、このタイプは初めて見た。なんだろ?いろいろ調べてみてたぶんパート・ダマンド・クリュと呼ばれるものっぽいけど、これまたア-モンドの風味が濃厚でおいしい。
美味しい店の近所に住んでないといけないという点でハードルすでに高いけど、朝からこんなに幸せな気分にしてくれる食べ物もこの世にそうそうないかも。できたてというのもあると思うけど、食べてて嬉しくなるくらいとてもリッチな味わいだった。

クイニーアマン

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noliette16a.jpgこちらのクイニーアマンはちょっとおとなしいめ?ベーシックなクイニーアマン。パリパリさくさくと、ややもそもそした部分なんかもあって生地がソフトタイプ。がっちりとしたキャラメリゼでもないので個人的にはメリハリにかける印象かも。リーズナブルな価格がうれしい。

パート・ド・フリュイ(ミュスカ)

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noliette12a.jpgなかなか置いてある店も少なく出会う機会が限られるものの、フランス菓子を愛する者なら一度は味わっておきたい「パート・ド・フリュイ」。キラキラと輝く様はまさにスイーツの宝石。正統派フランス菓子のお店らしくこちらもオーボン同様にラインナップ。マスカットとマスカットの白ワインの組み合わせで「パート・ド・フリュイ」独特のフルーツのジューシーさと食感が味わえる。オーボンと比べると砂糖の粒が小さいので食感がやや違うのも面白い。一つ買っただけなのにボックスに入れて頂いて、いろいろと気配りがされている印象。マカロンもいいけど、スイーツ好きはパート・ド・フリュイにもぜひ注目を。


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ノリエット(Noliette)

noliette01a.jpg東京都世田谷区赤堤4-40-7

経堂に住んでた頃においしいケーキ屋があると聞いてたことがあったけど、単なる街のケーキ屋としてではなく、オーボンを愛する人にとって最重要店の一つとして認識した上で来店する時が来ようとは。世田谷線沿線って知る人ぞ知る住みやすい場所って教えてもらったことがあるけど、こちらのパティスリーも落ち着いた雰囲気の住宅地の中に立地する。パティスリーなんて言葉が認知される前から存在してたと思うのでかなりの老舗だと思うけど、オーナーシェフの永井氏は「オーボンヴュータン」のオープニングスタッフとして知られ、オーボンの系譜には必ず出てくるオーボン関連でよく名前をお見かけするお方。実際はオーボンではそれほど長い時を過ごしたわけではないみたいだけど、河田シェフの引き留めもある中渡仏。もともとは料理人指向だったとのことだけど、パティスリーの奥深さを知りその道へ。お店に伺ってみるとオーボンに負けず劣らずのアイテム数に興奮。アントルメまであってお菓子の城はここにもあったのかと。シェフはフランスの食のみならず文化をも日本で広めようと活躍する中、ついに念願のフレンチのお店もオープン。パティスリーでありながら本格的なフレンチのお惣菜もショーケースに並ぶという珍しい光景が。公式サイトのブログがなかなか熱がこもってるけど、エーグルドゥースの寺井シェフと生ハムづくりしてる記事なんかもあって驚く。パッケージなどが洒落ててシェフのセンスだと思うけど、贈答用途にもおすすめのお店に感じた。アイテム数が多いので訪問する楽しみがまだまだありそうだけど、オーボン同様末永く通っていきたい。

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