ラ・ヴィエイユ・フランス (LA VIEILLE FRANCE)

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オモニエール・ドゥ・マロン

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フレジェ

オモニエール・ドゥ・マロン

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lvf08a.jpg季節限定のこちらのスペシャリテ。こちらもかわいらしい見た目で中に何が入っているのかワクワク。クレープ生地の中にはマロングラッセとたっぷりのマロンクリーム。クリームにはラム酒が効かせてあるので風味がいい。クレープ生地にも栗粉が用いられているのでまさに栗尽くしなんだけど、その割にはそれほど栗の風味が濃厚ってわけでもないかな。クレープ生地のもちもちさとクリームのもったりした感じが組み合わさってとってもやさしい食感。中にはクリームだけではなく底にスポンジが敷かれているのでケーキらしさも感じさせてくれる。

フレジェ

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lvf04a.jpg春の訪れを告げるフランスのケーキ「フレジェ」
キルシュが薫り高い華やかでかわいらしいケーキ。メディアでもたびたび取り上げられるキュートなルックスでこのお店を代表する逸品。
てんとう虫をモチーフとしたドット柄がかわいらしくポップな印象で、そのドット柄もチョコレートでひとつひとつ丁寧に描かれたもの。
日本でもトップクラスのフランスの食文化を伝えてくれるパティスリーだけあって素材にはかなりメリハリを付けてる印象。
こちらのフレジェもキルシュの香りが香しくテンションがあがる。
アーモンドが効いたシロップたっぷりのビスキュイにカスタードと濃厚な味わいながら口当たりもよく、イチゴがたっぷりと使用されているのでフレッシュさが加わって重さを感じさせない仕上がり。
こちら独自の工夫として一番下にチョコレートが敷かれているんだけど、きちんと深みとアクセントとして機能しているのでラストの余韻として印象に残る。
日本のショートケーキが生クリームならフランス版ショートケーキはカスタードの効いたバタークリームとフルーツの組み合わせ。どちらも甲乙付け難いおいしさ。

サントノーレ(ローズ&木苺)

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lvf06a.jpgキュートな見た目も魅力だけど、サントノーレは食べ進めるごとにパーツごとに素材と味の変化が楽しめる贅沢なアイテムで作るのに手間暇かかることからいろんな意味で余裕のあるところしか置いていないイメージが。クラシックな品揃えのところだと大好きなサントノーレといった昔ながらのガトーが置いてあることが多いので嬉しいけど、もちろんこちらでもラインナップに。とはいっても日によって置いてあるケーキが違うかも。日を改めてようやく会えたサントノーレは春らしいラブリーな色合い。花をモチーフとした作品はなかなか出会えないので見つけられたらかなり嬉しい。ローズも薫り高く、風味も濃厚。まさに香るケーキ。サントノーレはクリーム好きを悶絶させる為にあるかのようなケーキだけど、バラのシャンティがたっぷりと、フランボワーズと共に爽やかな酸味が春の季節に合う。真ん中には酸味を強めたフランボワーズクリームが忍ばせてあって甘い余韻から展開させるようにこのサントノーレをより鮮明に記憶に印象づける。シューにはキャラメリゼというより飴がけと言った方が適切な厚みのあるバリバリな食感で、苦みも結構効かせてあるのでカスタードの優しい甘みと共にプリンを食べてるかのような味わいを楽しめる。こんなに小さいシューなのに存在感が凄い。土台である塩気の効いたパイ生地にもキャラメリゼが施され中にはカスタードが。食感、香り、風味とどのパーツをとってもそれひとつで存在感が凄いけど、すべてが繋がり合って破綻することなく豊かに展開させていく様が素晴らしい。計算し尽くされたレベルの高い絶品。

フォレノワール

lvf09a.jpg理想的なフォレノワール。サントノーレとフォレノワールは特に好きなプチガトーだけど、これは極上。
こちらのお店のテイスト的に大人っぽくビター感強めかと思ったらミルク感がほどよいビター加減で、シャンティとのハーモニーが素晴らしい。飾りのショコラにはビター感があってコントラストが。よーく見ると丸く小さいチョコボールが忍ばせてあるんだけど、これが効果的にアクセントになってて芸の細かさに感嘆。
チェリーはチェリー好きにはたまらない果肉感がきちんとあってキルシュも香しくサワーチェリーらしい酸味がしっかり。フォレノワールといえばショコラと甘酸っぱいチェリーのハーモニーが醍醐味だけど、それぞれの素材のクオリティが高くまとまりもあってひさびさに自分好みのおいしいショコラを堪能できた。

フィグ

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lvf016a.jpgイチジクの形を模した伝統菓子。ノリエットにも似たタイプのが置いてあったけど、こうしたシンプルな物こそインパクトがあったりする。ガツンとくる味わいのケーキでオーボンヴュータンが好きな人にはたまらないかも。

外側の強い甘みのマジパンは柔らかでもちもちとした食感。中にはマジパンに負けない力強さのある味わいのラム酒に漬け込んだイチジクとレーズンがあんこのようなもったりしたチョコに包まれていて、フルーツ、ラムの風味がとにかく素晴らしく濃厚だけど重さを感じさせないバランスの良さ。野暮ったい味かと思いきや気品すら感じせるけど、伝統菓子をアレンジしたシェフの力量の高さが窺える。

クレームキャラメル

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lvf014a.jpg見るからにみっちりとしている印象だけど、これは絶品!!一口目からおいしいの食べたのも久々だけど、いままで食べたプリンの中でもベスト3に入る記憶に残る美味しさ。どーんとくるインパクトがあって、そのままクリームを味わってもカラメルを加えても風味の素晴らしさは変わらない。とろとろよりはもったりぽたっとしたクリームはこってり超濃厚でバニラがすごく効いている。カラメルも苦味がかなりはっきりとしていて、正統派フランス菓子の名店として知られるこちらのお店だけにベーシックなアイテムこそ揺るぎないクオリティを感じさせてくれることにただただ感嘆。

シュークリーム

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lvf011a.jpg本場フランスの味を味わえるお店では逆にこうしたベーシックなアイテムの味が興味を惹かれたりするけど、こちらはクッキーシュータイプ。サックリとしっかり焼き込みがしてあって、存在感のある厚めの皮。バニラがほんのり香る卵感のあるカスタードで、皮に負けない後引く濃厚さ。粉糖も上部にたっぷりと効果的に甘味が増してある。


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ラ・ヴィエイユ・フランス (LA VIEILLE FRANCE)

lvf01a.jpg東京都世田谷区粕谷4-15-6 グランデュール千歳烏山 1F

11年もの長きにわたり本場フランスで研鑽を積んだ木村シェフのお店。店員さんの制服もそうだけど、外観も店内もフランスのエスプリが感じられる。木村シェフは伝統的なフランス菓子をいまでも作り続けるフランスの老舗パティスリー「La Vieille France」でシェフパティシエを務め、自分のお店を開くときはこちらのお店の名をと、「古き懐かしきフランス」という店名が物語るようにここ日本においてもフランスの素晴らしき伝統や文化を伝えるべくお店の精神が受け継がれている。フランスの雰囲気を感じさせるお店の雰囲気で、ケーキの品揃えといいクラシックなアイテムも多く、テイストもメリハリが付いた印象でかなり自分好み。なかなか自分好みのデザインのところって探すとそんなに無いので写真撮ってて楽しくなるようなお店が見つかるとかなり嬉しい。アテスウェイ、アトリエヨロイズカなどと組み合わせてなるべく訪問できるようにしたい。

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