ドゥ パティスリーカフェ (D'eux Patisserie-Cafe) | SweetHoneyBee

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マチュリテ

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ロールケーキ

マチュリテ

do3.jpgエルメ譲りのマカロンの美しさでは日本屈指で、スペシャリテのひとつにもなっているけど、こちらこそがお店を代表するスペシャリテ。有名どころはケーキは高くて小さい!って認識だったけど、こちらのケーキは結構大ぶりでそれだけで嬉しいけど、このサイズだからこそデザインもさらに映えてとても美しい。
マカロンがウリなお店だけあってマカロンの部分だけでもうおいしくて、外はサクサク、中はじんわり。ベリー系が好きな人にはたまらないであろうフレッシュなイチゴ、ブラックベリー、ブルーベリー、ラズベリーがごろごろ入ってて、中心には歯ごたえのいいリュバーブと爽やかな酸味、塩気を持ったチーズクリームが味をまとめてくれる。
マカロン特有の強い甘みと食感、フレッシュなベリーの酸味をたっぷりのチーズクリームが包み込んでいてハーモニーが素晴らしい。見た目とは対称的なクリーミーでやさしい味。

ロールケーキ

do2.jpgスペシャリテの意味をなさないほどスペシャリテが数多くある素晴らしいこちらのお店だけど、メディアにも取り上げられていたりおいしいという評判は聞いていたんだけど、これが衝撃を受けるくらい美味しかった至高の逸品。安食ロールを超えて自分の中では一番おいしいロールケーキ。
母の日など大切な贈り物として活躍してくれている。生地には珍しくカステラ用の粉が用いられていて、適度な弾力がありながらもきめの細かいふわっふわの食感も持ち合わせていてかなり独特の生地の食感。卵、粉の甘み、コクが生地から伝わってきて素晴らしい。 生クリームはきび砂糖を用いているとのことなんだけど、クリーミーでめちゃくちゃおいしい。とにかく瑞々しくて生地とのハーモニーが抜群。 奥に忍ばせたカスタードが甘みの底上げを。 食べ歩いてるといろいろ麻痺して来ちゃうけど、一口目からおいしいと思わせてくれる食べ物もなかなか出会わないので嬉しい出会いだった。これロールの方買ってたらフォーク止まらなかったかも。

フレジエ

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do23a.jpg春色ケーキ 。春の訪れを伝えるケーキが「フレジエ」
こちらのパティースリーはピスタチオを多用するスタイルだけど、その中でもスタイルの美しさは随一かも。 フランスにショートケーキは存在しないというのは知られた話しだけど、バタークリームを用いるのが特徴的なこの「フレジエ」はフランスにおける日本でのショートケーキに該当するもの。
エルメ譲りなんだろうけど、こちらではよくあるカスタードではなく、バタークリームにピスタチオを混ぜて使用することで赤と緑の目にも鮮やかな作品に仕上げている。上部のグラサージュもすごく綺麗 。アーモンド生地のスポンジにはキルシュが染みこませてあって香りも素晴らしい。 濃厚なピスタチオの風味とイチゴの甘酸っぱさの目にも胃にも鮮烈なすばらしい組み合わせ。

「ドゥーパティスリーカフェ」6周年記念 特製コンフィチュール
「コンフィチュール ミュール エ マロン」

do16a.jpg6周年記念のシェフ特製コンフィチュール頂けて感謝。6周年を祝う間もなく菅又シェフの独立という激動の時期を迎えてしまった「ドゥーパティスリーカフェ」。シェフの交代で商品のラインナップ等は変わる予定とのことでいろいろと一新されるとは思うけど、クープをはじめとしてどれもコストかかってそうな採算度外視かのような食材の使い方など食べる側にとってとてもありがたいお店だったのでシェフが変わったとしても見守り続けていきたい。

レブリー

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do29b.jpg花をモチーフとしたケーキをこちらで食べてみたいと思ってたけど、想像以上に素敵な出来映えに。
アロマなんかで天然成分のみの凝縮されたローズの香りかいでみたらこんなに素敵な香りなんだって印象に残ったことあるけど、こちらもほんのりと薔薇を香らせたベリーのケーキで、高貴な香りで嗅覚でも食べてて楽しめる。底にはフィヤンティーヌがアクセント、味だけでなくバリバリした食感が楽しいフランボワーズとアーモンドが入れられたホワイトチョコの入れ物の中にはベリーのジュレとバラの香りが付けられたムースが入っていてとても華やかな印象。バランスの取られた甘酸っぱい酸味が心地いい。
シャンティの上には見た目にも華やかにバラの花びらやジュレに入れられたフランボワーズや赤スグリ、そしてなんか昔のケーキってこういうの載ってたよな~と懐かしさを覚えたけど、もちろん別物でパート・ド・フリュイ。オーボンでキラキラ並んでたのが記憶にあるけど、食べるのははじめてで、食感、テイストがとても好みで印象に残った。香りも楽しめる華やかなケーキは心をも豊かにしてくれるよう。

サントノーレ ラフィネ

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do09a.jpg一目見てあまりの華麗さにエルメっぽいなと思ったけど、それもそのはずだった。こちらはエルメの血を受け継ぐシェフが手がけるパティスリー。
ベリー系主体なので酸味のあるタイプかなと思ったら、パステル感ある見た目のようにやさしいミルキーな味わい。たぷたぷっとしたクリームの食感と共に、心地よい酸味を持つベリーのシャンティが非常においしい。柔らかな雰囲気を楽しんでいると、たぶん飾りに使われているレッドカラントやフランボワーズが使われていると思うけど、シューの中に入ったフリュイルージュジュレの強い酸味が春風のように爽快に突き抜けていくようでいいアクセントになっている。

サントノーレ ピスターシュ

do20a.jpgこちらのお店の特徴を具現化したような逸品。完全に一目惚れで、このお店に通うキッカケを作り出してくれたケーキでもある。鮮やかな緑と紅が印象的なヴィヴィッドカラーが素敵すぎる。
見た目もかわいく、ショーケースでもひときわ人目を惹くほど大ぶりなスタイルで、サントノーレがケーキの中でも一番好きなんだけど、名の知れたパティスリーの中でもこちらはケーキがけっこう大きめの造りなのでよりスタイリッシュなスタイルが映えて美しい。

スイーツ食べるようになってやたら目にするようになった単語がピスタチオなんだけど、フランスではアイスなどごくありふれたフレーバーの一つでナッツの女王とも呼ばれたりしてるんだけど、鮮やかな緑色しているモノの正体はたいていコレだったりする。
ナッツ特有のコク、風味がありながらくどくなくクリームとの相性も抜群、独特の爽やかな後味も。 こちらの菅又シェフは特にピスタチオ使いを得意としてるんだけど、ピスタチオを思う存分味わいたい方に特におすすめ。こちらのケーキは東京駅内にも支店があるので旅の機会にぜひ。
ピスタチオのシャンティ、ピスタチオのカスタードの二つのクリームに真ん中に忍ばせられたフランボワーズのコンポート、コンフィチュールの構成。
プチシューにもピスタチオカスタードとフランボワーズのコンフィチュールがぎっしり。
なめらかな舌触りのシャンティの方はそれほどでもないんだけど、ピスタチオカスタードの濃厚なピスタチオの風味とフランボワーズの甘酸っぱさが絶妙に絡み合ってたまらない。
底にはピスタチオでグラサージュされたパリっとしたパイ生地が香ばしく食感のアクセント。 フランボワーズの香りも良く、甘み、酸味、食感すべてを楽しむ事が出来る満足度の高さ。

サントノーレ ポワールキャラメル

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do05a.jpgシューとたっぷりのクリームを味わうことのできる醍醐味が魅力の一番大好きなケーキがサントノーレ。 スイーツの持つ芸術性に衝撃を受け、ハマるきっかけとなったのがパリ・セヴェイユのサントノーレなんだけど、距離的にも近いこともあって比較されてしまうだろうなぁと思われるのがこちらのキャラメルをテーマにしたサントノーレ。 ポワールウィリアムスという品種の洋梨のブランデーで香り付けされたキャラメルシャンティー、カスタード、洋梨のコンポートの構成。
名のあるパティスリーのクリームって既製品とは明らかに違いがはっきりわかるほど独特の味わいがあるんだけど、パリ・セヴェイユと比べてしまうと甘みが勝ってしまっていて、キャラメルクリームのおいしさを差別化するポイントともなるほろ苦さが出ていない。
キャラメルと洋梨の組み合わせはある意味定番とも言える組み合わせで、キャラメルクリームと洋梨のコンポートの相性はバッチリなんだけど、プチシューのグラサージュ、中のカスタードとキャラメル単体でも甘みがかなり強いのにあちこちから甘み、甘みと押し寄せてくるのでちょっとくどく感じてしまうかも。 キャラメルという素材ならではの甘み、苦みの足し引き、シューを飴がけする食感への気配りなどパリ・セヴェイユの方がやはり一枚上手という印象を受けたけど、こちらのウリでもあるスタイリッシュなデザインの素晴らしさでは引けを取っていない。

サントノーレ マタン

do21a.jpgホワイトチョコ、パッション、オレンジの組み合わせの華やかで爽やかなサントノーレ。心地のいい強めの酸味を受け止めるホワイトチョコ風味のシャンティの濃厚な甘みにサクサクのパイの食感。シューの中にはパッションフルーツとオレンジのクリーム、中心部にはパッションオランジュジュレが入っていて、酸味と甘みのコントラストが素晴らしい。飾りのクランブル、オレンジも無駄のないアクセント。

サントノーレ レザン オ カフェ

do19a.jpgコーヒーは個人的に苦手なので購入をためらったけど、こちらのサントノーレは新作を試しておかないとあとで後悔しちゃうから味の予想が付かないながらも購入。というのも、コーヒーと葡萄という変わった組み合わせのサントノーレで、アイデア豊富な菅又シェフらしさが感じられる。ただ、葡萄はラムとかお酒効かせてあるのかと思いきやそうでもなく、シューにも葡萄ではなくコーヒーのが入ってるし、甘さよりも苦みを効かせたコーヒーの風味ばかりが先行して葡萄の風味はそれほど感じなくこの変わった組み合わせならではのマリアージュ的なものは感じることが出来なかった。

ショートケーキ

do26a.jpgクリスマスシーズンだからだと思うけど、イチゴがかなり大ぶりでうれしい。カステラ用の粉が用いられたスポンジにきび砂糖が入った生クリームと、パーツはこちらのロールケーキと同じなのでそれはもう極上のショートケーキ。生クリームはこちらのお店独特の風味があってほんとうにおいしい。口溶けもなめらかにふわふわと軽い食感なのでロールケーキ同様いくつでも食べられてしまうかのよう。

スワイユ

do31a.jpgD'euxで一番おいしいと評されることも多い代表作。口溶けが超なめらかなピスタチオの風味が濃厚なピスタチオクリームがめちゃくちゃおいしい。さすがピスタチオ使いに定評のあるこちらのお店。中のチェリーとブラックチェリーのジュレが爽やかな酸味を、ショコラクリームが甘さのバランスを取っていて、すべてを口に含んだときのマリアージュが素晴らしい。
こちらのアイテムは一手間加えてあるのが多いけど、メレンゲにもバランスを取るようにアーモンドで風味を効かせてあり、トップのキルシュを効かせたグリオットとともにザクザクした食感がすばらしいアクセント。

モンブラン

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do14a.jpgビジュアルも美しく存在感のある佇まいでサイズもかなり大ぶりなので食べ応えが。洋栗なのにこってりと、食べてる感じはまるで和栗のモンブランのよう。中にはマロングラッセと黒糖を用いた甘さ控えめのシャンティが。ロールケーキもそうだけど、ご両親が和菓子屋をやっていた経験なのか和の要素がそこかしこに見え隠れていたりしていい独自のエッセンスになっている。このモンブランを特徴付ける点として底に敷かれているメレンゲが意図的にだと思うけどけっこう厚めにしてあるのでアクセントとして機能している。モンサンクレールのモンブランのようなラム酒を効かせたミルキーなモンブランが個人的には大好きだけど、お酒も使わず栗の濃厚なテイストを前面に押し出したこちらのモンブランも印象に残る絶品。

エクレール マロンカシス

do17a.jpgマロンとカシスという相性のいい組み合わせ。D'euxといえばエクレール!と評する人がいるほどファンが多い人気商品。近くにあるモンサンクレールと対称的だけど、こちらのアイテムはサイズが大ぶりで食べ応えがあるからほんとうれしい。さっくりした食感のいいシュー生地の中にはカシスのシャンティとコンフィチュールにラム酒が入れられたカスタード、渋皮煮のマロンが。存在感のある栗の食感とやさしい甘みに強い酸味のカシスが組み合わさって、一見相反するような取り合わせながら以外や香り、風味に独特の味わいが。そこへラムの香るカスタードが加わることで甘み、香りがより深まり大人の印象に。

ミルフィーユ バニーユ ルージュ

do27a.jpgこれはかなりおいしい。バニラの風味濃厚なカスタードとベリーの組み合わせ。アイデア豊富な菅又シェフらしく定番としての黄金比が定まっていそうなミルフィーユですらシーズンごとに頻繁に組み合わせを変えて登場する。ベリーはフランボワーズやグロゼイユ、グリオットなどが入っており、かなり強い酸味のジュレによって甘み、酸味のマリアージュが素晴らしい。思い切ったメリハリの付け方はほんと感心。キャラメリゼされた生地の部分はサクサクバリバリっと、食感もミルフィーユを食べている実感を満足させてくれるいいアクセントに。エルメばりのサイズの大きさにスタイリッシュさが映えるビジュアルと、食感、テイストのみならずデザインにまで気を配られた素晴らしきミルフィーユ。

エクストレーム

do30a.jpgショコラケーキ最高峰の一つで、ショコラマニア絶賛の逸品。ひとそれぞれ好みがあると思うけど、自分はチョコとチーズ系のケーキはあまり好みじゃないのがもっとより深く味わえるだろうと思うとちょっと悔しい。香りづけには高級ブランデーであるアルマニャックを使用し、カカオ70%のヴァローナ製ショコラを使用することで非常にビターな仕上がりに。上から下まで小麦粉を使わないショコラづくしの作りのため、ショコラ好きにはたまらない超濃厚さ。

マカロン(フォレノワール)

do4.jpg美しいビジュアルのこちらのフォレノワールはまだ並んでいるのを見たことがなくて、店頭にいたシェフに話を聞かせてもらったことがあるんだけど、まずはマカロンで。エルメ譲りのマカロンで食感、スタイルなど似ている部分も多いんだけど、こちらではクリームだけではなくテーマに合わせた素材を中に忍ばせることで味に奥行きを与え個性を引き立てている。キルシュ入りのガナッシュにグリオットチェリーと、チェリーの方もキルシュが効いていてまさに味わいは大人なフォレノワールそのもの。フォルムを変えて出すかもと言うお話だったけど、大好きなフォレノワールをはやくこちらのお店でも味わいたい。

シュークリーム

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do13a.jpgアーモンドがかかったサクッとしたシュー皮にバニラの効いたやさしい味わいのカスタード。あまりインパクトに残る感じではなかったけど、ビジュアル、素材の組み合わせなどトリッキーな印象のあるこちらのお店だけど、プリン、シュークリームといった普段使い的なアイテムはベーシックな作りにしてるのかな。

プリン

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do25a.jpgプリンで350円というのはちょっと高い気がしないでもないけど、一口目からおいしいプリン。生クリームをふんだんに使っているのが伝わってくるかのようななめらかさが素晴らしいテクスチャー。バニラビーンズも底でジャリジャリ言うほどたっぷりと入れられバニラの風味が濃厚。

クープ ピスターシュ・フランボワーズ

do10a.jpg「ドゥー パティスリーカフェ」に行ってみたかった一番の理由でもあるのが人によっては日本一との評を受けるこちらのクープ。季節毎に内容は変わるんだけど、この 「クープ ピスターシュ・フランボワーズ」は見栄えも一番よくヴィヴィッドな色合いが素晴らしい。果物もフレッシュなのをその場で調理して提供してくれるのでファミレスとはまるで次元の違うモノだった。
構成は上から
生クリーム
グラスピスタチオ
ブランマンジェ
フランボワーズソルベ
フランボワーズソース
一口目からとろけるかのような生クリームがもうとにかくおいしいんだけど、次に現れるコストの凄そうなのが味でわかるピスタチオアイスの超濃厚さに絶句。
「ナッツの女王」の名に恥じないナッツ特有の風味の良さとリッチな口溶け、ごろごろ入ってるフレッシュなフランボワーズのプルプルした食感と爽やかな酸味と相まってめちゃくちゃおいしい。ピスタチオの身も入っているのでアクセントとして楽しみつつ、ナッツの風味の余韻を味わっていると次に出てくるのが紅が鮮烈なフランボワーズソルベ 。こちらもフランボワーズの風味がものすごく濃厚に出てて甘みと共にアタックの強い酸味が非常に心地よく舌触りもなめらか。
ラストの方には杏仁の風味がするブランマンジェが入っていて自分は杏仁大好きだからたまらなかったんだけど、食べ進む毎に次々とフレーバーや食感が変化し最後まで飽きなく食べることができるというグラスデザートの醍醐味が味わえて、食べててこんなに楽しい気持ちになったのもひさびさだった。
クリーム系が素晴らしいのはこれだけ名の知れたパティスリーだから当然なんだろうけど、特筆すべきなのがフルーツパーラーにもまけないであろう果物のフレッシュさ。
季節によってチェリー、ピーチ、マンゴーとかいろいろ変わるのでこれはいい楽しみが出来た。

クープ ユズ・フレーズ

do18a.jpg構成は
生クリーム
イチゴのソルベ
フレーズ
ヨーグルトジュレ
ユズとオレンジのソルベ
ユズマーマレード

利益トントンじゃないのかなぁと思わせる豪華さ。果物は冷凍物一切無しですべてフレッシュなモノ。注文毎に果物をその場で調理していて、作ってくれたパティシエさんが席まで運んできてくれるのが嬉しい。 菅又シェフ直々に作ってくださってるときも多いとか。
ここのソルベはよくある既製品のモノとはまったくの別物でフレッシュな果実感が凄い。イチゴもゴロゴロ入っているのでまさにイチゴ尽くし。
食べ進めていくと唐突にユズの強い酸味と風味が。手作り感のあるマーマレードって初めてだったけど、皮を分厚く切られた果実の食感が強く感じられて素晴らしい。ソルベなどオレンジ特有の苦味も加わって、この日は暑かったからこのクープ特有の爽やかさはチョイスとしてはよかったんだけど、箸休め的なヨーグルトジュレの甘みがあったとはいえ、イチゴもそれなりに酸味はあるので、酸味、酸味とけっこう強烈に押し寄せてくるので素材毎の構成の楽しみや、食べ進めるごとにフレーバーやテイストの変化を楽しむって感じのクープではなかったのが残念。

クープ グリオットキルシュ

do11a.jpgフルーツの旬にあわせて新作が出てくるので夏を迎えてまだかまだかと待った一番食べてみたかったチェリーのクープ。
ピーチ、スイカも自分にとってはスペシャルだけど、フルーツのフレーバーではチェリーが一番好き。
生クリーム
チェリーソース
チェリーソルベ
アメリカンチェリー
キルシュアイス
チェリージュレ
ブラマンジェカカオ
の構成。
最初に口することになる生クリームだけど、もうこれがあいかわらずおいしくてたまらない。数あるケーキの中でもサントノーレとともにチェリーのケーキであるフォレノワールが一番好きなんだけど、このクープはそのフォレノワールをイメージして作られた一品。フォレノワールの特徴でもあるショコラはブラマンジェカカオとして香り付けとして使用されていて目新しいアイデア。さくらんぼのブランデーでもあるキルシュは真ん中のほうにアイスとして入ってて、このクープの味の印象を決定付けるアクセントして入ってるんだと思うんだけど、かなり効かせてあるからお酒飲めない自分にはちょっときつかった。
チェリーのなにが好きって、バランスのいい甘み酸味が味わえるところにもあるけど、なんといってもプルプルとした食感 それこそごろごろと入っているので存分に楽しめる。濃厚なチェリーソルベといい、チェリー好きにはぜひ一度は試してほしい逸品。
レジのところにシェフが出てきてたのでチャンス!とばかりに食べたかったケーキのこととか聞きたかったこと聞いたんだけど、ものすごく熱心に話してくれてとても熱い人だった。このクラスになってくるとアーティストと呼んでもおかしくない表現者だと思うけど、お菓子作りが心から好きなんだろうなぁってのが伝わってきてよかった。


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ドゥーパティスリーカフェ

do1.jpg東京都目黒区八雲1-12-8 鶴田ビル1F

次世代を担うであろうパティシエの最有力とも目される菅又亮輔シェフのお店。
日本で一番おいしいパフェを食べることのできるお店でもあり、季節ごとに頻繁に入れ替わるサントノーレ好きには目の離せないお店でお気に入り。
めちゃくちゃ行ってみたいお店だったけど、自由が丘の奥という場所的に後まわしになってしまってようやく念願の訪問。
いろいろ紆余曲折を経つつも、才能を埋もらすわけにはいかないと、あのピエール・エルメがスーシェフとして迎え入れたという逸話の持ち主。
味も大事だけど、リピするのに自分はデザイン性をかなり重視するのでショーケースが茶色一色なショコラ系強いところなんかは辛いんだけど、こちらはエルメ譲りのスタイリッシュなデザインにヴィヴィッドなカラーとショーケースみててわくわくさせてくれるお店。チャレンジ精神旺盛なシェフなので素材の組み合わせとか意外性のあるモノも多く食べる人によっては当たり外れがあったりもするけど、ケーキも大ぶりで見栄えも良く、今後お気に入りになっていきそう。

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