自由が丘で食べることのできる二郎？！せたが屋グループと言えば二郎インスパイアとして「魚郎」を展開しているけど、濃厚とんこつがウリのこちらではその名も「豚郎」！トッピングはニンニク・背脂・マー油が選べて今回は全入れ。麺は細めながらちゃんと二郎っぽいごわごわ感もあって濃厚なスープにぴったり。バラ巻きチャーシューも見た目よく厚みもあってとろとろでたまらない。シャキシャキながら野菜の盛りはちょっとおとなしめで、もやしが多めかな。
二郎にはなくこの店だけの強みとしてマー油があるんだけど、魔法の油と言われているほどほんと豚骨スープとの相性がよく、苦みとパンチのいいアクセントに。醤油も尖ることなくクリーミーな豚骨スープになってて、ゆで加減ベストな麺とともにあっというまに完食してしまった。「パリ・セヴェイユ」から近くて通いやすかったんだけど、このまま幻の一杯になってしまうのかな。
東京都世田谷区奥沢5-26-4
もともとは「豚そば家 大大」という屋号で、魚を扱わせたら日本一と称されたあの「せたが屋」が手がける初の豚骨のお店と言うことで話題となりメディアにも取り上げられたちまち行列店に。「せたが屋」のエッセンスとしてホタテが入った珍しい豚骨スープで人気の「豚そば」の他にも二刀麺と呼ばれる異なる2種類の太さの麺で作られた味噌ラーメンが知られていたんだけど、時代の流れと共にいつしか埋没し、スープも変更、屋号も「豚骨世界 大大」と変わる中、手間の問題か看板であったはずの二刀麺もいつしか姿を消してしまった。
人気は衰えたといえどそこは「せたが屋グループ」。素材にこだわり濃厚豚骨を提供し続け、特に二郎インスパイアである「豚郎」はなんつッ亭でも知られた豚骨にマー油を組み合わせたスープがおいしく、おなじくせたが屋グループの二郎インスパイアである「魚郎」よりもおいしくて気に入ってたんだけど、最近改装してるなと思ってたらしばしの復活の後にまさかの閉店・・。経営はそのままに「世田谷パーコー麺 八角屋」として生まれ変わるけど、「女子の為の街」ではラーメン屋自体が貴重な上に「豚郎」が食べれなくなるのが残念でならない。
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