らーめん くじら軒 横浜本店

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塩らーめん

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くじら販

塩ラーメン

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kujiraken05a.jpgくじら軒といえばやはり塩!天空落としで一世を風靡し、ラーメン業界で頂点を極めたあの「中村屋」のスープは店主がこちらのお店に惚れ込み通い詰めた末に産み出されれたという逸話があるほど神奈川淡麗系の源流とも言える一杯。
いまでは大行列もなくなりお店自体も落ち着いているので、目の前で伝説の店主自ら手がける一杯が頂けるのは感慨深い。
ほどよくかために仕上げられた細麺の食感が最高。食べてみるとはっきりとわかるんだけど、塩をはっきりと感じる濃厚さに出汁の旨みも十分ながら端麗系という言葉の響きとは印象がちょっと異なって感じる。ニンニクがほんのりと効かせてあって、焦がしネギとエシャロット、とうがらしなどが出過ぎることなく絶妙なアクセントとなって食欲をそそる。香味油の香りもいい。塩ラーメンに感じがちな物足りなさがうまくカバーされている印象で意外やパンチすら感じる。かつてのような大行列はなくなったけど、今もなお第一線で戦えるだけのポテンシャルは健在。

支那そば(濃口醤油)

kujiraken01a.jpg「かずら」でおいしい支那そばを食べたのでひさしぶりにくじら軒にも行きたくなったんだけど、魚介の深み的には「かずら」より弱いかも。
スープには鰹、昆布、煮干し、鶏ガラ、豚、鯖などいわゆるオーソドックスな素材。具材もなるとがなんかほっとするけど、チャーシューも手の込んだもの。バランス重視というか、醤油も尖ることもなく、魚介も抑えめで、鶏ガラの旨味とうまく中和させている。麺はもう少し固めにできるのかな?意図的なのかスープをあっさりめにしているのかも知れないけど、パンチ不足を補うように他の店にも模倣されていったこの店独自の工夫である焦がしエシャロットの香ばしい風味がアクセントとして効果的にまとめ上げている。
店内のレトロな雰囲気といい、古き良き昭和の原風景がどんぶりの中に浮かび上がってくるかのような優しいラーメン。親を連れてきてあげたくなるお店だけど、年配の方にはどこか嬉しくなる懐かしさを感じるかも。

チャーシュー麺(濃口醤油)

kujiraken06a.jpgチャーシューいっぱいなチャーシュー麺。値段高めだけど、ちゃんと手の加えてあるおいしいチャーシューを存分に。

くじら販

kujiraken02a.jpgある意味、ラーメンよりもおすすめ!?豚のスペアリブを揚げたサクサクジューシーさがたまらないパーコーの丼。こちらのお店はサイドメニューも評価が高い。


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らーめん くじら軒 横浜本店

kujiraken03a.jpg神奈川県横浜市都筑区牛久保西1-2-10

日本で一番おいしい支那そばが食べられるお店として、せたが屋などと並び大行列店の筆頭とされていた超有名店。「麺屋武蔵」「青葉」などと同様にこちらのお店を加えた3店は「96年組」と呼ばれ、格としてはレジェンドクラス、後に続く数々の名店のお手本ともなったお店。現在へと続くスープの歴史を築き上げたお店といっても過言ではない。路駐の取り締まりの強化に加え、時代の流れかかつてのような行列はなくなったものの、繊細な優しい味は健在。自分自身、ラーメンの食べ歩きをするようになった初期の頃に訪れたお店でもあり、ラーメンの持つ奥深さに感銘を受けたのをいまでも思い出す。家系と共に神奈川を代表するラーメンのジャンルである「神奈川淡麗系」はここから始まった。

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