総帥御尊影
ぶた入り大Wラーメン(ヤサイニンニク)
総帥の前だけに残すのはマジであり得ないので小でいこうかと思ったんだけど、なかなか訪れる機会もないかもと失礼ながら初見で大豚Wに。今回の増税でも値上げしなかったみたいだけど、小で600円なんだからコスパが凄い。
水はセルフではなく助手さんが渡してくれる。コールもマシマシはたぶんアウト。総帥の手際のいい作業の様子を身近で見れて嬉しかったけど、丼も総帥自ら置いて頂けてまさしく総帥が手がけた一杯を頂くことが出来た。話には聞いていたけど、スープ量の調整でいきなり丼を傾けてスープをそのまま床にジャッっと流していたのには豪快すぎて驚き。
残せないというプレッシャーを自らに課しつつ、到着した丼はヤサイの盛りが少なめ。ただ食べてすぐに気がついたけど、本店の豚は凶悪な極太さ。なんで二郎ではチャーシューと言わずに豚と言うのかだけど、厚さが全然違うんだよね。単位が枚ではなく個って感じ。2cmはあるであろう塊がごろごろと、豚Wって8枚くらいかと思ってたら本店は気前よく10個!端のも入ってたからカウンターに豚が積んであるんだけど、ひとかたまりそのまま全部載ってるんじゃないかと。赤身の部分が多く、やや固めながら噛めば噛むほど旨みが出てくる肉肉しい印象の豚で、味、量共に本店ならではの豚かも知れない。醤油ダレもかなり効いてておいしいんだけど、なにせ量が多い。実際豚だけでお腹いっぱいになっちゃって、そこから二郎の一杯がスタートするんだからちょっと冷や汗。
ヤサイはキャベツも多くちょっとクタッとした感じでスープとの絡みがいい感じ。なんといっても驚いたのがスープで、乳化度も高く脂の多さもさることながら豚の出汁がこれでもかと超濃厚。家系のように鶏油が加わってるわけではないのでまとわりつくような円やかな旨みというのはないんだけど、豚豚豚な濃厚なコクがニンニクと組み合わさってたまらない荒々しさ。カエシは適度な効きだったけど、このジャンク感は素晴らしい。
麺は本店だし二郎らしくゴワゴワなのかと思いきややや柔らかめなモチモチタイプで小麦の風味豊か。ただ麺量がかなり多い印象。三田名物な鳩さんに助けて欲しいと思いつつも、厳しいながらなんとか完食で本店での卒検終了というなんともいえない充実感。大豚Wは大抵のところでなんとか食べきれるのはわかったんだけど、明らかに自分にとってオーバースペックなのが悩ましい。