餃子

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金春本館 「鍋貼」

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你好本店 「鍋貼」

蒲田 羽根つき餃子御三家食べ歩き

前々から企画はしていたものの、ようやく実行できた「蒲田 羽根つき餃子御三家食べ歩き」。行った順は歓迎→你好→金春の順。どの店も一人前300円とリーズナブルながらボリュームがあって連食がキツイくらいのコスパの良さ。日本式ではなく、肉の旨みを引き出した中国本場の味わいで、味のテイストは似ているというか、実はこの三店とも元をたどれば一緒で、日本で受ける焼き餃子をと羽根付き餃子を考案した元中国残留孤児だった八木功さんが苦労の末に你好を開店、繁盛させ、レシピを受け継いだ兄弟、親類達が支店などの店を引き継いだり、歓迎や金春を開店させていったという流れとなっている。食べ比べしてみた印象では、インパクトが残った「金春」を誰かを招待したくなる蒲田のおいしい餃子としておすすめしたい。中国では焼き餃子よりも一般的という水餃子もおいしくて評判らしいので今度はゆっくり一店ずつ訪問したい。

金春本館 「鍋貼」

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konparu01a.jpgおいしいのはおいしいけど、それほど人に勧めるほどインパクトを感じなかった蒲田の餃子だったけど、トリを務めるこのお店がやってくれました。店員さんの愛想がいいので一番居心地がいいなぁと思いつつ、餃子を待っていると運ばれてきたビジュアルがもうすごい。女性だとひとりじゃ二人前厳しいんじゃないだろうかと思わせるボリューム。ちょっと油ギッシュだけど、皮がぶ厚くもちもち感が凄い。こちらもにんにく入ってないとのことだけど、皮の存在感に負けないくらい餡も多めで味付けも良く肉汁たっぷりでめちゃくちゃジューシー。一個一個が大きく、ガッツリ系ともいえる食べ応えでかなりの満足感。この餃子は別格だなと再訪確実の強いインパクトを残してくれた。

你好本店 「鍋貼」

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nihao01a.JPG四角く整えられた羽根が美しいこちらのお店こそが、 羽根つき餃子発祥の地である你好本店。いまでこそ一番人気の座を「歓迎」に譲り渡してしまっているが、餃子を取り上げた本なんかには必ず掲載されるほどの行列店であった。いまでは側に支店も出来たけど、こじんまりとしたお店ながら蒲田餃子のホームとしてお店の雰囲気も餃子の味もどこか家庭的な雰囲気を感じさせてくれる。羽根が大きいだけあって、表面はぱりっと、皮はもちもちっと食感の楽しさを味わえる。肉はそんなに主張しないものの、手作りをウリにしているだけあって、葱のシャッキリ感が印象に残るなど野菜も多く含まれ、どこか家庭的で馴染みのある味わい。

歓迎本店 「鍋貼」

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hoanyon01a.jpg御三家の中でも味、人気と共にいまやNO.1。ただ、自分はいまいちインパクト感じなくて、最初に訪問したところだけに肩すかし感が残った。一番お店に入りやすくて活気もあるんだけど、店員さんが愛想がないので人によっては気になるかも。言えばニンニクダレをもってきてもらえるんだけど、餃子の餡にニンニクが入ってなくて、肉のうまみよりは強めに効かせた生姜の風味が強い。なんといっても印象的なのが、小籠包を思わせる肉汁の凄い量で、気をつけて食べないと周りに飛び散るくらい。ただ、その割に肉の旨みを感じなかったのが残念だけど、日を改めていけば印象が変わるのかも。確か猫舌の吉田類さんも番組で訪れてた記憶があるけど、自分はあつあつすぎて口の中を軽くやけどしてしまった。

餃子の王将 武蔵溝ノ口駅前店 「焼き餃子」

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go01a.jpg餃子倶楽部のいい機会だったのでいくつか店変えて食べ比べしてたんだけど、楽しみにしていた本命のお店がこちら。王将の全店舗の中でも餃子の売り上げNO.1を誇っていたお店。
「よく焼き」コール言い忘れてたんだけど、なんだか焼き色からして違うような。一口食べてみるとおおげさじゃなくほんと音がしそうなくらいのパリパリ感!
食べ物はなんでも食感って大事だと思うけど、食べてて楽しくなるくらいおいしくてビックリ。調べてみるとあまり評判のよくないところにばっかいってたみたいで、王将も選んで行けば別の店かと思うような絶品餃子に出会えた。

餃子の王将 綱島駅前店 「焼き餃子」

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ohsho04a.jpg王将の全店舗の中でも餃子の売り上げNO.1を誇っていた武蔵溝ノ口駅前店の店長が独立し、フランチャイズとして綱島に。あの最高の食感を味わえるかなと期待したんだけど、ちょっと期待までとはいかなかったかな。ただ、お決まりの「よく焼き」コールでお願いしたけど、しっかり時間をかけて望み通りの焼き色にしていただけた。焼き加減をきちんと確認してくれるのも仕事に対する誠実さが窺える。

大阪王将 「元祖餃子」

oo1a.jpg店舗もあまり見かけず、都市伝説のように関東ではその存在すら知られていないもうひとつの王将「大阪王将」
スーパーなんかの冷凍食品売り場に行くと王将の餃子として「大阪王将」のが置いてあるんだけど、関東だと王将と言えば京都王将のイメージが強いので知られてない分、印象的にはパチモノのような雰囲気が。
けれど、この「大阪王将」はルーツをたどれば「餃子の王将」に行き着き、実の兄弟がけんか別れして二つの王将が産まれたといううそのようなほんとの話が。二つの王将というのは一般的に言われるあの王将である「京都王将」とこちらの「大阪王将」
「大阪王将」は近くに店舗がなくて一度は食べてみたい餃子だったんだけど、駒沢の方にお店があったのでようやく訪問。京都王将よりもニンニクの香りが強く期待したんだけど、それほど特徴のあるニンニクのうまみ、風味を感じなかった。
京都王将でも実感してるし、ケンタッキーですらそうだけど、おなじチェーンでも手作りの行程があるので店舗ごとに味が違うから食べ比べ自体が難しい話になってくるんだけど、餡に違いはそれほど見いだせず、大阪王将の方はサイズも小さく食べた感じがあっさりしてるので、食べ応えは皮がモチモチしている京都王将の方に軍配が上がるかも。
ただ、大阪王将の方は「元祖餃子が持つニンニクの風味・旨味・栄養素はそのままに、"食後"のニンニクのニオイを従来より80%もカットすることに成功した」というアピールが大々的に店頭でもされているので臭いの気になる人はチェックしてみてもいいかも。

ローソン 鶏皮ぎょうざ

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lsf02a.jpgあっという間に売り切れるので販売開始を待ち望む人の多い知る人ぞ知るローソンのレアな大人気商品。一ヶ月で600万個完売してしまうほどなので鶏皮の確保に時間がかかり定期的なスポット販売になっている。
鶏皮で豚肉を包むというなかなか斬新な発想の変わり種餃子。思ったよりは衝撃なおいしさってのは無かったけど、餡がぎっしりと詰まってむちっとした食感と食べ応えがたまらない。
餡が何かしらインパクトがあればいいんだけどいまいち普通すぎる風味なのがちょっと残念ではあるけど、パリッとした皮の食感と共に鶏皮のジューシーさとぎょうざの餡のジューシーさのハーモニーが楽しめる。

セブンイレブン あらびき黒胡椒香る焼き餃子

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7110456a.jpgなんといってもフライパンで焼く手間が無いのが素晴らしすぎるけど、ジューシーでしっかり身の詰まった美味しい餃子。
味の素らしくもっちりとした皮、お肉にニラ、キャベツと味のバランスが優れてる。お酒好きな人は一度買ってみたら手放せなくなるかも。これで100円といつでも買えるコンビニの利点を活かしたような素晴らしい商品だけどセブンお得意の人気が出たら値上げ作戦の犠牲になったみたいで凄く残念。


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