蒙古タンメン
中本を代表する看板メニュー。味噌タンメンに中本オリジナルの麻婆豆腐が載ってるんだけどこの麻婆豆腐がクセ者で凶器のような辛みの鋭さ。これは想像以上だった。
中本の場合は醤油ベースでは無く味噌ベースなのがお店の人気にも繋がっていると思うけど、特徴ありすぎるコク深いそのスープはキワモノ扱いだけじゃもったいないくらい辛さと旨みの調和がとれている。素材的にキクラゲ欲しいなぁと思ってたら入ってるし感心。
痛いと表現すべき唐辛子の鋭い辛み、味噌の濃厚なコク、クタクタになるまで煮込まれたたっぷりの野菜の強い甘みが組み合わさって他では味わえない極限での辛コク旨のハーモニーが楽しめる。
混沌とも言うべき丼の中に一筋の光が差し込むように、辛さの向こう側に中本の神髄を見いだせた人のみが北極などさらなる高みへと進んでいけるけど、二郎よりも人を選ぶインパクトありすぎなラーメンだった。
蒙古丼
ボリュームたっぷり野菜たっぷりで意外と体に良いのかも!?麻婆あるし麺よりご飯の方が合いそうだったのではじめての中本は蒙古丼で。冷し味噌ラーメンの肉に味噌タンメンの煮込み野菜、蒙古麻婆の三種類がトッピング。
旨辛な煮込み野菜の甘みに麻婆豆腐のコク、豚肉の旨みと美味しさの要素が詰まってる感じだけど、よくみれば豚肉なんかは唐辛子まみれなのがさすが中本。辛さはやはり想像以上で旨みを感じるよりも先にとにかく強烈な辛さが襲い来るので味わうにはまだまだ時間がかかりそうだけど中本ならではの食材のハーモニーが味わえるようになれば新たな世界が開けそう。
五目蒙古タンメン
こつこつレベルアップ中だけど無理そうだなと思ってた「五目蒙古タンメン」に挑戦。蒙古タンメンが辛さレベル5ならこちらはワンランクアップのレベル6。
蒙古タンメンをベースにゆで玉子と冷し味噌ラーメンの辛し肉とスープが加わるんだけど、このスープが辛さ8とかなりの強敵。肉も唐辛子まみれ。
野菜の甘みにお肉の旨み、玉子がクッションとおそるおそるながらも意外や食べやすく完飲できるほどだったんだけど、具材が増すことで個人的に辛すぎて苦手な麻婆の量が相対的に減ったからかも。これより上は味噌卵麺とかここから一気に魔界へと踏み込むので五目蒙古タンメンにたどり着けるかが中本を楽しめる試金石になりそう。中本の辛さだと一口目でギブになりそうなので自分もこれ以上は厳しいかな。
味噌タンメン
中本の入り口「味噌タンメン」。
辛さ2なので全然辛くないから冷静に味わえるけどちょっと中本の粗が見えてしまったかな。
辛さなしなら味噌ラーメンとして楽しめるかなと思ったんだけど意外や素のスープは旨み、コクがすっかり抜け落ちてる印象でにんにくチップがアクセントにはなっているんだけどちょっとぼやけた印象。さらにいいクッションとなってくれるあのクタクタの野菜がこのスープでは悪い方に作用してしまって野菜の甘みが逆にスープのくどさを浮き出させちゃってるかな。
ここに辛子麻婆を載せると蒙古タンメンになるけど、蒙古タンメンなら敢えてクタクタにしているであろう野菜でスープの旨みが増してるのを考えるとやはり辛みあってのバランスになってるのかな。
炒め野菜載せた方が印象変わるとおもうんだけど、やはり炒め野菜は中本マスターだけに許された特権なのかも。
蒙古丼弁当
麺より美味しい!?実はご飯ものもおすすめな中本の蒙古丼のテイクアウト「蒙古丼弁当」。
テイクアウトなら並ばず買えて家でゆっくり中本が味わえるのでおすすめ。
蒙古丼弁当 ライス抜き
テイクアウトで買うことが多い蒙古丼弁当。中本って味にブレを感じるときもあるんだけど、なんか見た目が綺麗だなって思ったら今回はめちゃくちゃ美味しくてご飯無しにして正解だった。その分具材を詰め込んで頂けるのでほんとにありがたい。お肉はうまみ甘味たっぷり、野菜も好みの適度にシャキ感があるタイプできちんと中本の野菜としての役割を果たしてた。バランスがきちっとハマったときの中本は本当に美味しい。
麻婆単品弁当
中本通ってるうちになんか客思いのお店だなと感じるようになったんだけど、辛いモノに特化してるので連帯感みたいなのがあるのかな。量とかも多めだし、お得な価格設定にしてあるのもあったりして同士に大好きな辛いモノをお腹いっぱい食べて欲しいって言う意気込みを感じる。
そんな中本の中でもほぼワンコインな550円というコスパ最強で中本が楽しめるのが実は中本にもあったお弁当。今回はシンプルに麻婆丼を選んでみたけど実はさらにお得な裏技があって、ご飯無しを選ぶと空いた部分に具材を詰め込んでくれるので3人分は余裕で食べれそうなコスパの良さ。
くちびると胃にドシンとくるので個人的に中本の辛子麻婆は辛すぎて食べるのに勇気がいる食べ物ではあるけど、弁当注文は行列に並ばなくても良いしこの麻婆が食べれるかがある意味試金石なので中本を食べてみたいっていう中本初心者の方はまずはテイクアウトできる麻婆丼弁当からチャレンジを初めても良いかも。