中華そば ふくもり

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中華そば

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中華そば

fukumori01a.jpg座布団のようにのりにちょこんと載ったなるとがなんともかわいい。見た目はレトロでも味は最先端!煮干しが香る至高の一杯。
ニボニボ系と呼ばれる煮干しが濃厚なスープを味わったことがない人は凄くインパクトを覚えると思うけど、こちらのスープは臭みもなく魚介のダシがこれでもか!ってくらい全面に押し出されていてものすごく濃厚。昔を懐かしむようなノスタルジーなもんなんかじゃない。鯖、鰹、昆布と無化調にこだわりを持つせたが屋グループらしく他店の何倍も使っているであろう量で作られたダシの利きまくったスープは、ここまで濃厚なのもなかなか他ではないだろうし、日本人にはたまらなく染み渡るような滋味豊かな味わい。
また、魚介一辺倒ではなく飽きの来ない構成にもなっていて、コクを増すように挽肉が加えられているし、スープを飲み干した後に効いてくる柚子の清涼感も素晴らしい。

つけぶと

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fukumori11a.jpg中華そばに比べるとつけ汁のビジュアルが微妙な色合いしてるけど、にぼにぼしたパンチの強さがウリなこのお店を有名店へと一躍注目させるきっかけとなったハイレベルなつけ麺。
お店に来ているほとんどの人がこれを頼んでるといっても過言ではないほどだけど、強烈な魚介に負けないよう豚骨のうまみ、コクが押し出されつつもにぼにぼ感は薄まることなくうまくバランスがとられたスープで、煮干しの醸し出すいい香りがいまでも脳裏をよぎるくらい。麺も超濃厚スープに負けないくらい弾力のある極太麺でもっちもちの食感がたまらない。
自分はつけ麺ってラーメンとうどんの間にあるような認識だけど、これも和食として完成された逸品。 こちらのお店はどれ食べても美味しいのが凄い。

塩中華そば

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fukumori08a.jpg「写真撮っていいですか?」って言ったら配膳の時に「これで大丈夫かな?」とロゴをわざわざ正面に持ってきてくれる丁寧な接客ぶり。
鶏チャーシューが目新しいけど、理由があってこちらはスープが塩ベースのあっさりタイプ。後引かない鶏のコクと魚介の味のバランスが絶妙で、売り切れてることもよくある常連に人気の一品。塩はごまかしがきかないだけあって、こちらのウリであるじんわり染み渡る魚介の深みを存分に味わうことができる。
塩味がやや強いものの、こってりな味が好きな人には若干物足りなさを感じるかもしれないけど、そこはふくもり。オプションとしてゆずこしょうを用意してくれてあって、入れた途端味が引き締まってさらにおいしく感じた。ここはメンマも極太なので食感がいい。焼いた鶏肉にゆずこしょうって初めて食べた時には衝撃だったけど、蒸したタイプの鶏とも合うし、鶏と柚子胡椒の相性って素晴らしい。

白湯中華

fukumori09a.jpgふくもりの秘密兵器!?にぼ感強めなこちらの「中華そば」にさらに魚介度アップ!煮干しを押し出した「中華そば」とは違い、動物性を足して鶏を加えコクを増したドロッとした粘度のある超濃厚スープがウリの「白湯中華」 。

「中華そば」でさえ個人的には至高とも言うべき味なのに、メリハリの利いたモノが好きだから、この濃厚さには一口食べてノックアウト。 スープの色の違いが「中華そば」とは一目瞭然だけど、煮干し感をさらに強め、ふくもり独特のあの魚介の強さに負けないくらい豚の出汁を全面に押し出したものすごくパンチの効いたスープ。豚骨魚介というとつけめんでもおなじみのありふれたスープにいまやなってしまってるけど、そこはふくもり。ふくもりの特徴ある魚介に、それに負けないような動物系の力強さが加わったスープと聞けばその素晴らしき味は押して計るべし。 おかみさんに聞いたら息子さんをはじめこれしか食べないって人も多いとのことだけど、無添加の煮干しスープがウリのお店ながらこれだけガッツリ系のまでラインナップに加えられるんだから技術力の高さに感心させられる。


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中華そば ふくもり

fukumori00a.jpg東京都世田谷区野沢4-9-18

メニューも豊富で自由が丘方面に行ったときには寄るのを楽しみにしているお店。通いたいという意味では近所にあったらいいと思う一番お気に入りの店かも。せたが屋グループの中でも一番のお気に入り。
ラーメン界で魚介と言えば「せたが屋」だけど、せたが屋よりもせたが屋らしい超濃厚煮干しスープ。 煮干ブーム以前から超濃厚煮干しスープをウリにし、自分も一口食べて虜に。
当初はせたが屋の系列であることは隠されて開店したものの、他にはない強烈な個性で一躍人気店に。ただ、これだけの有名店でありながらややアクセスし辛い立地故に行列無く食べられるというのも高ポイント。
お客さんも常連と思わしき年配の人が結構多く、お店に入ればどこか懐かしい煮干しの香りににんまり。店内の内装も食堂のような佇まいで、いかにも昭和的な感じの時の流れに落ち着くお店。スープもややマイルドになり、お気に入りだった看板メニューが変わってしまうなど移り変わりの早いラーメン業界だけにややこちらのお店の個性も曇ってしまった感も感じるけど、家族経営らしい温かさでこれからも幸せの一杯を作り続けて頂きたい。

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